暮らしに木のぬくもりを♪|ウッディー上野村銘木工芸館オンラインショップ



臼・杵 取扱説明書
  


餅つきの前に、必ず【アク抜き】を行ってください
アク抜きとは、新品の臼の樹脂を抜く作業のことで、ついた餅に色や樹液がつかない
ようにするために行います。
 
≪アク抜き方法≫
1、お湯を沸かし、臼内部に半分より少し多いくらいのお湯を入れる
2、お湯が茶色くなってきたら新しくお湯を沸かし、お湯を入れ替える
3、お湯の色が薄くなるまでそれを繰り返し行う
 
※どうしてもにおいが気になる場合は、重曹を使用してたわしでこすり洗いしてくださ
い。
お湯の色が完全に無色透明になることはありません。購入したての臼はアク抜きをし
てもお餅に少し色がつくことがありますが、無害ですのでご安心ください。
※お湯張り作業中、大抵の臼はヒビがない状態でも底から水が漏れますが、これは木の
芯や導管から流れ出てしまうためで、使用上の問題はありません。臼に水を張った後、
餅つきをすることにより止まります。
・杵は、餅つき前にバケツなどでつけ置き洗いをするか、臼にお湯張り中、その中に浸
けて置いてもかまいません。
 
≪2年目以降使用時≫
使用日の1〜3日前に取り出し、たわしでほこりやゴミを取り除くように洗います。
臼に水をなじませるため、水を一晩以上張り、杵も浸けて置くようにしてください。
※使用前はお湯を張ることで臼が温まり、お餅が冷めにくくなります。
 
 
≪保管方法≫
・使用後は洗剤を使わず、たわしなどできれいに臼と杵をよく洗い、直射日光と風を避
けた場所で乾かすようにしてください。臼は直に置くのを避け、細い角材を2本下に
平行に置き、地面から少し浮かすようにすると底の腐食を抑制できます。
・臼・杵の表面が乾いたら、毛布やワラを上にかぶせ、極力冷暗所に保管してください。
乾かしすぎると、ヒビ割れの原因になりますのでご注意ください。
 
※天然の木を使用しているため、どんな臼でも保管時にヒビやカビが出てしまいます。
ヒビは、次回餅つき時の前に水張りをすることで収まり、餅つきで塞がります。
 
≪修理について≫
・臼はメンテナンスを重ねることで長く、長くお使いいただける一生ものです。
 カビやヒビ割れの修理が必要になった場合は、当店までご連絡ください。


その他ご不明点等ございましたら、下記連絡先までお気軽にお問い合わせください。

連絡先:(0274)59-2019    (受付時間 9:00〜17:00 水曜定休)